氷壁
「氷壁」 井上靖/新潮文庫
井上靖の有名な山岳小説「氷壁」をこの週末で読んでみた。10代の頃にもしかすると読んだことがあったかもしれないが、その内容をすっかり忘れてしまっているため、今回初めて読んだに等しい状態であった。山好きというせいもあるかもしれないが、ぐいぐいと物語の展開に引き込まれていき、実に面白い内容であった。また穂高、上高地と言ったなじみのある場所(ただし物語の核心部分である奥又白から前穂の東壁北壁はさすがに行ったこと無し)も多く出てきて、読んでいるといつしかその風景が自分の頭の中に広がっていた。
私もいつか奥又白の池まで行かれるようなら登ってみたいと思う。
| 固定リンク